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基本的には海外ドラマ(The Bigbang Theory, Chuck , SHerlockとかとか)通した英語の勉強記録をしつつ、うちなーぐち(沖縄語)やスペイン語、韓国語、中国語もちょこちょこ勉強していきます。

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『レバレッジ・リーディング』/ 本田直之 【ブックレビュー】

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レバレッジ・リーディング/本田直之 

レバレッジ・リーディングとは?

レバレッジリーディングとは、本を効率よくたくさん読むための読書法です。本田直之さんがその著書「レバレッジ・リーディング」で取り上げています。著者の本田直之さん本人はこの読書法で毎日必ず新しい本を1~4冊、一年で400冊ほどの本を大量に読んでいるそうです。

 レバレッジリーディングのやり方

レバレッジリーディングのやり方は以下の通りです。

 

目次で本の全体像をつかむ

まずは本の読むところと読まないところを明確にしていきます。「まえがき」「目次」「あとがき」を読んで本の全体像をつかみ、目次で書かれている内容を確認することで余分なページを読んで時間を割いてしまうことを防ぐことができます。

 

時間制限を設ける

だらだらと読み続けてしまうのではなく、制限時間を設けて集中して読み進めていきましょう。著者の本田直之さんは朝五時に起床し、1時間湯船につかりながら本を毎日読んでいるそうです。時間設定の目安は本にもよりますが1-2時間が適切だそうです。

 また、本田さんのように毎日同じ時間に本を読むことを繰り返すとそれが習慣となり、苦労なく本を読むことができるようになります。

 

斜め読み

レバレッジリーディングは速読のように「早く読む」といった方法とは少し違います。

まず、本の各章の太字で書かれている題名と最初の2-3行を読んでいきます。

次に5-7行をまとめてざっと目を通していきます。この繰り返しがレバレッジリーディングです。

この読み方をしているときに大切だなと思うポイントで立ち止まりじっくりと読んでいきます。

「問題解決のヒントを探す」など具体的な目的意識をもって読む

何か具体的な問題意識、この本から学びたいことをしっかりと意識してを読んでいくことで、1ページずつじっくりと読んでいかなくても自分に必要なポイントが自然につかめるようになります。

 

本は汚してぼろぼろにする!

役に立つと思ったページの端に折り込みをつけたり、ペンなどでマーキングしていきます。また、本に思ったことなどを直接書き込んで余白を埋めていきましょう!

この際に特別な筆記用具を使う必要はありません。ごく普通のものでよいそうです。本田さんはその辺に落ちているようなペンを使って書き込みをしていると本で述べていました。

 

本を読み終わってもそこが終わりじゃない!

普通なら一度本を読んだらそこで読書は終了ですが、それではせっかく折り込みを入れたり、メモを書き込んだ意味がりません。本から得た学びを生かすには、それを実践することです。

 本田さんは学んだことを忘れないように、本にマークをした個所をパソコンに打ち込み、それをA4の用紙にコピーしていつでも見返せるように持ち運んでいるそうです。それをレバレッジメモと呼びます。このレバレッジメモはフォントにこだわったり綺麗な体裁に整える必要はありません。自分が見返してわかりさえすればいいので、箇条書きなどにしてメモを作成しましょう。

何度も見返すことで、得た知識を忘れずに覚えておくことができます。

 

レバレッジメモ

・「問題解決のヒントを探す」というはっきりとした目的意識があると余計なところを読まずに済み、ポイントを拾うのが早くなる。

・読書は他人の経験を疑似体験できる格安な方法

東証一部上場企業の社長熊谷正寿さんの父の言葉
「人間と動物の違いは分かるか?人間は書物を通じて、人の一生を数時間で疑似体験できる。だから、本を読め。生涯、勉強し続けなさい」
ビジネス書にはさまざまなビジネスで成功した人たちの汗水たらし、血のにじむような努力をした他人の数十年分の試行錯誤の軌道が、本の数時間で理解できるように、本の中には情報が整理されている。

・読書をしない一流のビジネスパーソンはいない

・読書は投資活動

・学者や研究者が書いたような「教養型」の本より、著者が自分の経験から得たノウハウを述べた「経験型」 の本を選ぶ。

・テーマが決まっているときは、「カテゴリー集中型」でその本を片っ端からよめ。

▶読書の流れ
本を読む目的を明確化
読むところ読まないところの見当をつける

制限時間を設ける
本の内容次第だが、1-2時間程度

全体を俯瞰する
「まえがき」「目次」「あとがき」などをチェックしてほんの全体像を頭に入れる

読書開始
・緩急をつけて読む…重要なところは熟読、他は斜め読み
・ポイントを押さえる…線や印、書き込み、ドッグイヤーなどのマーキング

 

・カラーバス効果
加藤昌治さんの『考具』より
例えば、家を出る前に「今日一日で、赤い色のものを何個見つけられるかな?」と思う。すると、町に出たとたん赤い花など、赤い色のものが目に飛び組んでくるのです。ただ意識しているとそれが目に付くというわけです。
(子供のころ親がbBを買ったら急に町中にbBが増えたように感じた)
カラーバス効果をうまく使うと、素早くページをめくっても、目的の個所で目が留まります。

・毎日同じ時間に本を読むと決めると、習慣になり、継続しやすい。

・本の16%を理解せよ
 極論を言えば、100ページすべてを抜き出して、1つも 身に着けないよりは重要な1ページだけを抜き出して、それを実践する方が、リターンを得られるのです。

・80対20の法則を読書に応用する
 イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱したもので、「イタリア国民全体の2割がイタリア全体の8割の富を生み出している」という有名な法則です

・ある会社に100人社員がいたとして、20人が売り上げの80パーセントをあげている。
・あるお店の売り上げが100だとしたら、80パーセントの売り上げを占めているのは全体のわずか20パーセントのお客さんの消費によるもの。
・ある仕事を終わらせる時、かかる時間のうち2割の時間で成果の8割を得ることができるといわれている。
・読書にもこの法則は当てはまる。読書のリターンの80パーセントは20パーセントを読むだけで得られる。

・重要だと思ったところは、マーカーを引き、ページを折り込み、余白にはどんどん書き込みを入れていく。
 本はぼろぼろにするもの!

・マークしたところをパソコンで打ち込み、コピーしてメモを持ち運びことあるごとに見返す。

・学んだことは実践する!
 また、他の人に得た知識を共有する。

・『プロフェッショナルの条件』byドラッガー
 「知識労働者は自らが教えるときに最もよく学ぶという事実がある』